別居をしたいが進め方がわからない

 離婚に向けて、いざ別居しようとすると、いつ別居を決行するか、何を持って出ればいいのか、置き手紙などを置いていったほうがいいのか、住民票を移したほうがよいのか、子どもの学校はどうすればいいのか、など考えなければいけないことがたくさんあります。
 
 たとえば、配偶者が不貞行為をしたことをきっかけとして離婚に進む場合、配偶者が不貞の事実を認めているので証拠はいらないだろうと思い、不貞の客観的な証拠を持ち出さずに別居する人もいます。ところが、後になって配偶者が不貞の事実を否定し、証拠を持ち出さなかったために不貞を証明することが難しくなってしまうケースもあります。
 また、将来、離婚に伴う財産分与が問題になったときに、通常は別居した日が財産分与を計算するときの基準日となりますので、そういうことも計算して別居する日を決めたほうがよいケースもあります。
 別居した際に住民票を移したほうがよいかどうかも、一概には言えません。
 
 こういう色々な悩ましい問題を、一人で抱え込んで、わけが分からなくなってしまい、とりあえず別居して、後になってから、こうしておけば良かったと後悔される方もいらっしゃいます。
 
 堺オリーブ法律事務所は、できるだけ別居する前にご相談に来ていただき、「別居のしかた」の段階からサポートすることを重視しています。
 
 個々のケースによって事情が異なりますので、弁護士が詳しく様々な事情をお聴きしたうえで、家を出て別居を始める日をいつにするか、その日に何をどうやって持ち出すか、どのような置き手紙を残すか(あるいは残さないか)、住民票を移すか(あるいは移さないか)などについて慎重に検討して、アドバイスさせていただきます。
 

ご相談の流れのページへ